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先日、偶然にも訪れた大分県竹田市のラムネ温泉。

ずっと行ってみたかった温泉。
泉質の高さで今や大人気の温泉になっていますが、
私のお目当ては「温泉」というよりもむしろ「建築物」。

自然をモチーフとしたユニークな作品を手がける建築家として
有名な藤森照信さんが設計した温泉で、九州の事例としては
とても有名。

温泉を早々にあがって建築探検(内湯の空間も面白かったですが)。
玄関、中庭、敷地の外、最後に2階といろんな角度から建築を眺めて、
可愛らしいフォルムと角度によって変わる表情の豊かさを体感しました。

近代的な建築はどちらかというと「空間との一体化」の名の下で、
透明感のあるガラスやルーバー、コンクリートを使ったシンプルで
スタイリッシュなものが多いですが、藤森さんの建築はそれとは
対極的なデザインで、「人間としての温かみ」が感じられてとても好きです。

私が唐津のまちづくり会社で働いていた時、
唐津の建築遺産・旧唐津銀行の生誕100周年の事業に関わっていました。
旧唐津銀行の保存委員会に藤森照信さんが関わられていたことを知って、
100周年記念事業の一環として藤森さんの講演会を企画提案しました。

唐津市の職員の方と一緒に東京まで講演依頼に行きましたが、
とても気さくで優しいお方でご快諾いただきました。

その講演会は素晴らしかった。
屈託のない笑顔で建築のこと、歴史のことを語る藤森さんはとても印象的で、
言葉の1つ1つに「建築や街並みに対する愛」を感じました。
そう、藤森さんに人間としての温かみがあるのです。

旧唐津銀行における藤森照信さんの講演

建築って人間性が現れるんだなって、藤森さんの建築物を間近でみて
そう感じました。
そんな建築物やコミュニティが1つ1つ重なって街や地域が作られる。
地域も人間性が出ていた方がうんと面白いと思います。

(佐藤 直之)

1ヶ月近くみっちりと準備を重ねて挑んだ長崎県対馬市
の観光振興計画のプロポーザル、
競合ひしめく激戦を勝ち抜いて採択していただきました!

先日対馬市担当課との初回打合せをオンラインで開催し、
いよいよプロジェクトがスタート。
という矢先のコロナウイルス感染拡大・・・
対馬に伺えるのはちょっと先になりそうです(涙)

対馬とのご縁は大学時代まで遡ります。
当時、私とスタッフの宮崎が所属していた大学の研究室で、
対馬市厳原町中心部の景観ルールづくりや景観に配慮した
道路づくり等の住民参加型まちづくりプロジェクトに関わっていました。

何年にもわたって対馬に通い、地元の人たちと一緒にお酒を飲み、
美味しい海産物を食べさせてもらい、民宿やご自宅に何度も泊まり、
楽しい記憶が蘇ってきます。
中でも、韓国との交流が深い対馬ならではのお祭り、アリラン祭りに
衣装を着て参加したのは貴重な経験となりました。

大学時代に参加したアリラン祭り

その大学時代にプロジェクトで通った対馬に、
またこうして関わることができて本当に嬉しく思います。

プロポーザルの提案にあたって、改めて対馬を訪ねて、
島全体を巡りました。

対馬のあちこちに広がる多島海の絶景、透き通った綺麗な海。
コアな釣り好きを魅了する豊富な漁場と新鮮な海産物の数々。
日本の国防の最前線としての役割を果たした圧倒的な歴史遺産。
とんちゃんやアリラン祭りなど、大陸との交流で生まれた地域文化。

厳原ばかりに通っていた大学時代には知り得なかった
対馬の魅力や個性が次々と浮かび上がってきました。

対馬の絶景(烏帽子岳展望所)

対馬の美しい海(三宇田浜海水浴場)

対馬の美しい海(赤島)

対馬の新鮮な魚の数々

とんちゃん焼き

観光名所の和多都美神社

歴史ロマンと風情が残る金田城跡

対馬は要塞ワンダーランド(姫神山砲台跡)

対馬は要塞ワンダーランド(豊砲台跡)

まだまだ行くことができなかった場所、
地元住民の方々に話を聞けばもっともっと対馬の
魅力が再発見できるんでしょう。

どんな対馬が浮かび上がり、対馬をどう楽しんでもらうのか。
まずは地元で観光を営む事業者の皆さんや関係者の皆さんに
話を聞きながら、対馬の観光の輪郭を描いていければと考えています。

また、対馬の観光を考えるにあたっては、
「どんな島旅が提供できるのか?」
立地や交通アクセス、コンテンツを含めた総合的な見地から、
「対馬ならでは」を考えていかねばなりません。

そう、壱岐や五島、沖縄、奄美、屋久島などなど、
九州・沖縄の島との差別化を図ることがとても重要に。

特に壱岐は立地的に近く、「壱岐・対馬」と同列で語られることが
あるため、壱岐からもう一歩足を伸ばして、壱岐ではなく対馬を
選んでもらうための戦略とコンテンツが必要だと思います。

ということで、先週末は壱岐へと視察に行ってきました。

あちこちに広がる美しいプライベートビーチの数々、
大人気の無人島体験、新鮮で美味しい海産物、
焼酎に加えてアイランドブルワリーという新たなる挑戦、
そして温泉と、いやぁ壱岐も魅力的なところがたくさん!

あちこちに広がる美しいプライベートビーチ

自然の地形美が織りなす辰の島

島の新たなチャレンジ、素敵です

民宿では質量ともに盛り沢山のお魚が提供

多くの学びがありました。行ってよかった。
きちんと対馬のためにフィードバックしていきます。

(佐藤)

先週末は友人家族の帰省に便乗して熊本県山都町へ。

山都町は九州のど真ん中に位置してますが、
私にとってはとても思い出深い地域。

社会人として初めて働いたコンサルタント会社で
入社1年目の私を業務担当に抜擢していただき、
頭から煙が出そうになりながらもプロジェクトを
最初から最後まで完走したのがここ山都町の仕事でした。

仕事の内容は「公共交通の再生」と今とは少し分野が
違ってますが、山都町の担当者や課長さんがすごく熱心で、
役場によく通って議論していたことを今でも鮮明に覚えています。
先が見えなくなった時、通潤橋の風景が私を癒してくれました。

矢部町、清和村、蘇陽町が合併して山都町になったばかりの
タイミングで、旧3町村のあちこちに現場を見てまわったり、
事業者や住民の方にヒアリングしてまわりました。
(当時のことを語りだすと止まらなくなるのでこの辺で・・・)

そんな山都町に再びこうして来れたことはとても嬉しく、
当時と変わっていないところ、変わったところを感じながら、
山々に囲まれて水が綺麗な山暮らしの魅力を再認識しました。
(何より、山都町という名前が素敵です)

そこから阿蘇まではサイクルツーリズムへ。
旧蘇陽町から高森町へと北上し、阿蘇の山の外周や商店街、
田畑の中をぐるぐると回りながら、最後は大観峯へ。

アップダウンがかなり激しくタイトなコースでしたが、
夏の鮮やかな緑の山々の絶景はここ阿蘇ならでは!
九州が世界に誇る美しい景観ですね。

夏のローカルトリップでした!

(佐藤 直之)

昨日は、今年度から始まった佐世保市コミュニティビジネスの
第1回目の勉強会。全体の講師を務めさせていただきました。

佐世保市では、平成29年度までに佐世保市内全27地区で
地区自治協議会が設立され、地域活動の一体的な推進によって
地域課題の解決や地域活性化が期待。
また、令和3年度からは公立公民館をコミュニティセンターへ
シフトし、施設の利用の幅・自由度が広がることにより、
地域の拠点を活用した新たな取り組みが期待されています。

そうした中で、地域のヒト・モノ・コトを活用した
住民主体による持続可能なまちづくり=コミュニティビジネス
について、地区自治協議会の会長・事務局長様をお招きしての
勉強会を開催する運びとなりました。

はて、「コミュニティビジネスってなんぞや?」という
そもそもの問いから始まり、全国各地に広がる住民主体による
コミュニティビジネスの先進事例の紹介、コミュニティビジネスを
始めるにあたっての組織づくり(法人格)やアプローチについて
お話をさせていただきました。

一見難しそうなテーマですので理解が進むか心配していましたが、
カードを使ったQ&Aを導入したりしてハードルを下げるための
工夫を凝らし、質問も想定以上に活発に出たので一安心でした。

まずはできることから着手していくのが大切ですね。
どんなアンケート結果が出るのか楽しみです。

(佐藤 直之)

先週末は久しぶりの東京へ。

これまで東京に行くとしたら、国の補助金事業関連の
審査会や発表会、シンポジウム、視察関連がほとんど
でしたが、今回はとある地域のまちづくり計画策定の
支援という初の実務。

舞台は、新宿から延びる京王線の初台、幡ヶ谷、笹塚の
3つの駅にまたがるエリア(通称:ササハタハツ)。

新宿大都心からほど近い利便性の高いエリアにも関わらず、
昔ながらの商店街やボウリング場、商店、街並みが息づいていて、
暮らしの匂いを感じられる一帯です。

そうは言いつつ、3つのエリアは都市高速道路や幹線道路等で
分断されていて、エリア全体の繋がり・回遊性があるとは
言い難い。そこで着目するのが、玉川上水旧水路緑道。

昔玉川から水を引くために整備された水路は現在ほとんど
暗渠になっていますが、開渠されている部分も一部残っていたり、
暗渠されたところは緑道として散策コースになっていたり、
エリア全体を繋ぐ起爆剤になると可能性を感じました。

初台駅には新国立劇場やオペラシティの日本を代表する
文化施設があるし、幡ヶ谷駅周辺には昔ながらの雰囲気を生かしつつ
センス良くリノベされた個性的なお店がどんどんできているみたいで、
やり方次第ではとても魅力的に生まれ変わるエリアです。

普段、九州のどローカルを対象にまちづくりの支援をしていますが、
東京も暮らしが息づくローカルがあるもんですね。
引き続きまちづくり計画策定を伴走していきます!

現場視察の帰りに立ち寄った21 21 DESIGN SIGHTの企画展が
とても興味深い内容で良かったです。

さぁて、今週も九州から頑張ります!

(佐藤 直之)

地域に残る商店街の風景

エリアを繋ぐ起爆剤、玉川上水旧水路緑道

新国立劇場

エリア内に増殖するリノベーション物件

行列ができるカフェ

帰りに寄った21 21 DESIGN SIGHTの企画展

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